これまでも、これからも

アラフォーワーママが快適生活を目指すブログ

稽留(けいりゅう)流産手術を今日受ける予定だった

みなさん、こんにちは。

ふしみっこです。

 

いきなりなタイトルで驚かせてしまい、すみません!

 

 自分が流産手術を受けることになり、「流産手術」や「稽留流産」で検索をする中で、悲しみやつらい気持ちと平行しながら、自身の体験を綴られている記事を読むことで、心構えが自分なりにできたので、この記事がそういった方の何かのお役に立てるかもしれないと考え、書くことにしました。

(追記)

手術予定から約一週間後の内診では、子宮の状態も問題ないと先生からお墨付きをいただけました。体力も回復しているし、すっかり元気です。先生いわく、私のような痛みのない自然流産は数%の確率とのことです。

 

わたしは、7月の連休中の本日、稽留流産手術を受ける予定でした。

しかし、手術の前に超音波検査をしてもらうと、その必要がないことが

わかりました。

日本産婦人科医会によると、

稽留流産は、超音波検査ができるようになった後にできた診断名である。妊娠12週までの流産の原因のなかには、受精時に偶発的におきる染色体異常によるものが多く、初期の流産は、予防・治療し得ない、自然淘汰という自然現象と考える。
 自然淘汰される胎芽は、まず、発育しない、心拍停止するなどの現象がおき、次いでその妊娠を自然に終わらせるべく子宮収縮がおき、出血や腹痛などのいわゆる流産の症状がでて進行流産→完全流産へと推移する。超音波でより小さいものが見えるようになった今、稽留流産はその極初期の状態を観察しているのである。

 

 

  1.  手術日当日のこと
  2.  悩みのトンネルから抜け出せない数年間
  3.  妊娠から手術当日までの体調
  4. 痛みがなく自然流産

 

手術日のこと

前日の22時より絶飲絶食とのことでした。

「冬ならまだしも、夏なのに飲まないで耐えられるかな。」

22時までにお茶をラストスパートでがぶ飲み。

寝るまで、スマホで「流産手術」「自然流産」「絶飲絶食」など

色々検索して調べてしまいましたが、23時頃には眠たくなり

朝までぐっすり眠れました。マインドフルネスに関する本を読んでいたから

か、不思議と手術前の恐怖心などなく、落ち着いていました。

 

朝起きて、うがいをし、病院へ電話をすることになっていました。

コロナウイルス対策で、検温の連絡と家族の健康状態も聞かれました。

 

洗濯をして、リビングに掃除機をかけ、軽くシャワーを浴びました。

朝ヨガはしていませんが、それ以外はいつものルーティン。

化粧はなしで行くため、透明の日焼け止めだけ塗って、出発。

 

家から二駅先の産婦人科へタクシーにて到着。

 

朝一番の診察だったようで、まだ受付は開いていませんでした。

 

私が娘を出産した病院は家族経営で、病棟もきれいな病院。

おじいちゃん先生(院長先生)とその娘さん、息子さんが診てくれます。

 

「じゃあ、手術の前に内診しますね~」

と、診察台へ、すぐに超音波検査。

 

「あれ、これはすっかりきれいに

 なってるなぁ!」

 

「手術の必要はないですね、出血がひどかったんじゃない、

 しんどかったでしょ?」とおじいちゃん先生。

 

内診の結果、子宮収縮剤を処方され帰宅することになりました。

 

悩みのトンネルから抜け出せない数年間

「ん?なんか生理前のPMSがいつもよりしんどいな」

と気づいたのが6月半ば。

PMS症状が強いため、ピルを通常は飲んでいたのですが、二人目を妊娠したい気持ちが諦めきれず、緩やかに妊活を数ヶ月前に始めていました。

 

仕事でもっと成長したい、しかし二人目も欲しい!

とここ数年悶々と悩んできました。

 

周囲のママ友の二人目妊娠報告に、心が暗い気持ちになることが

何度あったことか。

 

一方で、娘が0歳で転職した仕事が面白かったのと、もっと成長したいという気持ちが強く、その機会をうかがっていたら、あっという間に数年が経っていました。

 

私が仕事で抜けたらマンパワーが足りなくなる、困ると上司からも

言われていたので、余計悩みの沼にはまっていました。

 

そしてコロナで、4月から仕事が休業になりました。

その間にキャリアカウンセリングを受けたことで、仕事への情熱と

第二子が欲しいことは別のこと、として俯瞰して考えられるように

なっていました。

 

これはもしかして今が妊娠出産のチャンスなのかも。

 

業界はコロナウイルスの影響で打撃を受けており、回復するにも

あと数年かかるかもしれないと言われています。

その間に、育休取らせてもらえればちょうどいいのかも!?

など考えていた矢先のことでした。

 

 

 ひどいPMS症状から一週間経過。

まだ生理が来ない。

 

妊娠検査薬で念のため2回確認したら、陽性反応が出ました。

娘のときは、喜び勇んで、即効で夫と親へ電話報告しましたが、

今回はアラフォーという自分の年齢を考え、冷静でした。

「安定期に入るまでは待とう。」

ただ、この年齢ですんなり妊娠できた自分の子宮に感謝しました。

 

 夫にだけ報告すると、彼もあっという間に妊娠できた私に驚いていました。

ちょうど生理予定日から1週間と2日後くらいに、

婦人科へ行くことにしました。

少し時期が早いかな、とは思ったものの子宮外妊娠の可能性も

あるかもしれないので、念のためと思いの受診。

娘を出産した産婦人科が休診日に当たっていたので、

急遽最寄りの婦人科を探し、電話をしてから向いました。

 

検査の結果は陽性でした。

翌週、念のため再受診と伝えられました。

基礎体温表をつけるように言われ、帰宅。

基礎体温は付けていたけれど、表にはしておらず、反省。

 

妊娠から手術当日までの体調

この頃から、胸のあたりが締め付けられている感じが始まり、

お腹が引っ張られるような感覚が続き、食欲が普段の半分以下に

なっていました。

この症状は娘を妊娠した際と同じだったので、安心していました。

軽度のつわりの症状が始まったわけですが、寝込む程でもなく、

ありがたいことに普通に生活できていました。

 

休業中に運転免許を取ろうと教習所を探して見学へ行ったり、

勉強をしたり、短期の仕事を探したり、どちらかというと普段より

活動的でした。仕事のストレスがなく睡眠もたっぷりとれているからか、

元気に過ごしていました。

 

そして翌週、最初に受診した婦人科ではなく、

娘を出産した産婦人科へ5年ぶりに行きました。

もし無事出産することになったら、またこちらでお世話になろう!

痛みに超絶弱い私は、絶対今回も無痛分娩だわ、と心に決めていました。

 

 

超音波検査で胎嚢が確認できました!少し安心。

このとき先生は大体6週くらいかな~とのこと。

2週間後くらいにまた再診となりました。

 

その週は、常に身体がだるい、食欲は相変わらずあまりないといった感じで過ごしていましたが、次の週に入った頃から、すっと気持ち悪さがなくなり

ました。

 

あれ?もう、胸のつかえみたいなのがない。お腹も苦しくない。

 

前回妊娠したときは、安定期に入るまで食べづわりがありました。

それでも嘔吐したり、仕事へ行けないほど辛くはなかったのですが

今は、眠気がひどいくらい。

 

2週間後の再診日がやってきました。

「今回は残念でしたね、心拍が確認できません。」とさらっと事務的に

伝えられました。今回はおじいちゃん先生ではなく、娘さんの診察でした。

 

「ふむ、やっぱりそうか」と、私自身はとても冷静でした。

つわり症状がなくなってから、ネットで色々検索していたので

もしかしたら今回はダメだったかもな、赤ちゃんがどんな感じか

下見に来ただけだったかな、と心の準備ができていました。

不思議と、悲しさや辛さが全くなく客観的に事実を見つめることが

できました。

 

それから手術日を一週間後の連休にあたる今日にしてもらい事務手続きを

して帰宅。

 

ちなみに、流産手術は医療保険の日帰り手術の対象になる可能性が

高いので、事前に保険会社へ問い合わせてみるのをオススメします。

ご自身で電話するのが辛いなら、パートナーの方にお願いするといいかもです。

 

痛みがなく自然流産

ここからは手術前一週間の体調メモです。

  • 7月16日(木)検診 流産発覚
  • 7月17日(金)出血が始まる。眠気がひどいが、夜にオンラインセミナーへ出席。
  • 7月18日(土)前日遅くまでセミナーを受講していたからか、

  眠気がひどく、二度寝してしまう。立ちくらみがする。

  • 7月19日(日)夜、猛烈に身体がだるくなる。ヨガをしたら少しすっきりしたのでぐっすり眠れた。
  • 7月20日(月)夕方から仕事でミーティングの予定があった。朝から眠気がひどく、午前中はほとんど横になっていた。少し勉強して、午後からオフィスへ。ミーティング中、何かがつーっと下へ降りてきた感覚がした。トイレで大量出血確認。優秀な生理用品のおかげで洋服に染みてはないが、今までにない出血量に驚く。替えのナプキンを着けて、重い荷物を両手に帰宅。夕食後、トイレで組織のような塊が出た。
  • 7月21日~22日(水)出血はあるが普通に過ごせている。痛みもない。

 

先生は、「自然に流れたならしんどかったでしょう」とお声かけ

くださったのですが、全く痛みがないまま自然流産していたようです。

大量出血した月曜日におそらくきれいに流れてしまった様子。

 

 

処方された子宮収縮剤の影響か、お腹がときどき、ぎゅーっと痛みます。

「子宮の筋肉が引き戻されているのね」とその痛みを味わっていると

若干ぼーっとしてきますが、この記事を書けるくらいは頭は動いているので家で安静にしていれば大丈夫かなといったところです。

 

 

友人やママ友から流産経験があるという話は、さらりと聞くことが

ありました。やはり辛い体験ですし、心の傷が癒えないことも

多いと思います。

そうやってそっと、フタを閉じておくものかもしれません。

しかし、わたしはこの経験をしたことで、娘が健康に産まれてきて

くれたのはやはり奇跡でしかないのだな、赤ちゃんが産まれるって

奇跡だな、と産まれてくる全てのいのちへの感謝が強くなりました。

そしてまた、赤ちゃんがふかふかのベッドに遊びに来てくれるといいな、

と思うのでした。