プリキュアは最強のストックビジネス!
みなさんこんにちは。ふしみっこです。
わたしは本日公開の「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」を
娘とお友達と観てきました。
春の公開がコロナで延期となり、ようやく公開されました。
今日はそのプリキュア映画を一緒に観ていて「プリキュアビジネスとは?」に
ついて考えてみました。
プリキュアはフロービジネスではなく「ストック型ビジネス」
プリキュアシリーズといえば、2004年から続く主に女児向けとされるアニメシリーズ。
6歳になった娘もご多分に漏れず、夢中になっています。
プリキュアとは、PrettyとCureを組み合わせた造語からうまれたそうです。
娘は、テレビ放送中のシリーズを観ていて今回が3作目。
なぜにこどもの興味をそれほど引くのか?と観察しながら一緒に観ています。
おそらく、カラフルキラキラした色使いや可愛いプリキュアに変身できること
に引かれるのでしょう。
それにしても16年も続くロングセラーのアニメ。
シリーズをうまく循環させてビジネスモデルとして確立されていると思うのです。
その1:テンプレートができている
中学生が主人公。妖精に選ばれてプリキュアに変身し、共に敵と戦い、
友情を深めていくストーリー
その2:シリーズによってテーマは違うが、共通しているキーワードがある
「未来」「明日」「みんなで頑張る」「あきらめない」「弱いものを絶対に守る」
などの言葉がどのシリーズにも共通している
その3:プリキュアたちを支える妖精たちの存在
動物、赤ちゃん、宇宙人のようなマスコット的存在
かわいらしいさ、主人公たちが守ってあげたくなるような存在
その4:敵と戦うシーンではプリキュアたちは顔は絶対に傷つかない
顔を殴られるシーンはなく、地面に激しくたたきつけられる。
技を出すときはカラフルな色や形を使って表現する
新たなシリーズが始まるごとに、映画制作、DVD販売、幼児向け雑誌や関連書籍の
販売、玩具、生活雑貨、菓子類、被服類、はたまた大人のファン向けグッズや
声優さんのイベントなどの事業を展開をし、収益を安定的に確保できるのです。
シリーズに併せて販売される各種グッズは子供たちの興味をひきますし、
親はそれらに課金することを余儀なくされます。
テレビ放映シリーズが終了次のシリーズへ移行しますが
映画では、過去のシリーズのプリキュアたちを巧みに登場させ、現在のプリキュアと
知り合うことで、最後は結束し、共闘するというストーリーになっています。
敵は滅びたり、消滅させるというよりは邪悪な心が取り除かれ、元の場所に
帰って行きます。
テーマは違えどプリキュアの共通テーマである
「未来」「みんなで頑張る」「絶対あきらめない」の
キーワードでプリキュアたちを集結させてきます。
さらにシリーズが増えるごとに、歴代プリキュアたちを集結させて
映画を作製する。それによって、過去のプリキュアグッズも完全に
過去のものではなくなり、またおもちゃを引っ張りだしてきて遊ぶことも
できます。
シリーズを回転させることで、グッズ作製しそのたびに子供たちやファンの
大人たちが購買欲を刺激される。
いやはや、娘も毎回グッズやガチャガチャ、変身アイテムをほしがります。
こうして仕組化されることで、版権を持つアニメ会社などにとっては
安定的なストックビジネスになりますし、売上も強固に安定しているのでは
ないでしょうか。
そんなことを、隣で興奮して映画を観ている娘を眺めながら考えたのでした。